2018年3月16日金曜日

【卒業式】義務教育の終了 誰の「義務」?

「子どもと英語の応援団」 団長の松井美紀です。
今日もこのブログに来ていただいて、ありがとうございます。


去年のその日、彼の卒業を、感慨深く迎えたものでした。


今日は、そんな、懐かしい気持ちで、書いてみたいと思います。





1.                  泣けたか?息子の卒業式

1年前、高校入試の合格発表を2日後に控え、
まだ、進路が確定していない状況での卒業式。
長野県では、それが当たり前なのですが、
ちょっと複雑な子ども達と親。

私立高校単願(公立との並行受験はしない)の子ども以外は、
2日後の合格発表が終わるまで、進学が決まっていないという卒業式。

昔と違ってか、
クラスメートでも、どこを受験したか知らない子もいました。


先が決まっていない「お別れの日」

確かに、全員が合格できるわけではなく、
もしかしたら、2次募集の高校に行くかもしれない。

この日で、もう会うことがないかもしれない、
そんな人がいるかもしれない記念の日。

正直、複雑でした。
息子は、私立も合格していましたが、
あくまでも、公立希望でしたから、
彼も、進路は決定していませんでした。


他の県では、どうなんでしょうか・・・・

なんとかしてほしい、この制度!!!!!!



2.  「義務教育」は誰の義務?

小学1年生から中学3年生までの9年間は、
「義務教育」と言われる期間。
これが終わると、「学校に行かなくてもいい期間」になる、訳ですが、
これ、ある意味間違っていますよね。


「義務教育」とは・・・・・

国民すべてが教育を受ける権利があることに基づき、
学齢にある児童・生徒の就学を、
親(保護者」に義務付けている普通教育

・・・・と書かれています。


よく、反抗期の中学生に向かって、親が、

「義務教育なんだから、勉強しろ!!!」というのは、
間違っているわけですね。


「義務教育機関なんだから、親のお前が、子どもに学習させろ!」

きっと、これが正しいと思います。


大人になると、
言葉の使い方を、自分の都合で変える人、多いです。
・・・・私も含め。



3.  義務教育終了時までに

義務教育が終わるということは、
「社会に出る準備ができた」というのが、
昔の定義、というか、感覚だったと思うのですが。


今の時代、「中学を出てすぐに社会に適応できる子ども」は、
ほんの一握りですよね。

*明らかな目標があり、高等学校にその手段がない人
*15の春までに、社会で「飯を食える」技術を身につけている人
*「高校に進学する理由・意思」がどうしても持てない人

など。本当にごくごく一部の人だけです。


圧倒的多数の人が、「高校進学」を選びますね。
「中学を卒業して高校に入学する人の割合」いわゆる高校進学率は、
98%を超えています。


では、
「義務教育の終了までに、子どもに何を身につけさせたいですか?」
という質問について、ダントツの1位は何か?

「英語・英会話」です。
42.4%の親御さんがそれを希望している。


・・・・英語教師が言うのもなんですが、
ちょっと違う気がする。


英検3級レベルの英語力は、
学校の教科書をきちんと習得していれば、
誰だって身に付くものです。
その学習習慣ができていないから、英語力がつかない。

それは、英語に限らず、

自発的に学習する習慣が
身に付いていない

だけのことです。あ、本音です。

そして、その状態のまま高校に行くから、
目標を持ったり、責任のある言動ができない高校生が、
増えているのではないでしょうか?


もっともっと広い意味で、
義務教育期間をとらえる必要がある気がします。


また、機会を設けて、書きたい内容です。






私の体験が、あなたの子育てや教える仕事に、
少しでも役立てばうれしいです。

今日も子どもと一緒に楽しみましょうね♪

 ではまた明日。



See you tomorrow!


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