「子どもと英語の応援団」 団長の松井美紀です。
今日もこのブログに来ていただいて、
ありがとうございます。
今日は、この春から教室デビューした、
年少さんの報告、第2弾。
ちなみに、第一弾は?
「【英語だけじゃない】 「年少児、教室の初回レッスンで・・・」
年少の子ども達の中には、毎年あるのですが、
レッスンに来ると「泣く」子がいます。
泣いている年少の子に対して、
私がどのように対応しているか、
今日は書いてみますね。
1. ママへの提案
毎年あるのですが、
年少の子供というのは、
それまでお家でお母さんと、
二人で過ごしていた環境から
保育園・幼稚園という集団生活が始まり、
彼らの人生の中の一大転機の年になります。
そういった中で、
幼稚園保育園から帰ってきて、
やっとお母さんと一緒にいられると思ったのに、
例えば英語教室に来ることによって、
せっかく会えた人とまた別れなければいけないという、
恋愛感情にも似た気持ちが沸き起こってきます。
つまりその子にとっては、
英語教室というのは楽しい所であるわけがなく、
ある意味、最悪の場所になるわけです。
「ママと離れると寂しい」
そう言って泣く子供に関しては、
けして、泣くことが悪いわけではありません。
それまでの環境と大きく変わってしまったことに、
彼らがものすごく戸惑っているということ、
それを、大人が受け止めてあげることが、
とっても大事です。
子供がレッスンに入る時に泣いてしまう場合、
私はお母さんに二つの選択肢を提案します。
①
泣こうが喚こうが、
笑顔でこの場から立ち去っていただく。
それによるメリットは、
途中で泣き止み、
それによりレッスンができるということ。
デメリットは、
レッスンの前半はその場にはいるけれども、
十分なレッスンを提供することができないということ。
②
お母さんが一緒にレッスンを受ける。
それによるメリットは、
その子にとっては安心してレッスンが受けられるということ。
デメリットは二つ。
他の子供も自分のママがいないことに気が付き、
泣きはじめるということ。
そして、
いつまでたっても
自立してレッスンを受けることが
できないということ。
「お母さん、どちらにされますか?」
この二つの選択から、ほとんどのお母さんは、
①
の「とりあえずその場から立ち去る」を選びます。
想像してください。
愛しい我が子が、
いいと思って入れた英語教室で、
「ママと離れるのが嫌だ」と言って泣いている。
これを喜ぶ親ごさんなんて、誰もいません。
でも、
子供に自立してほしい、
頑張ってほしい、
英語を好きになってほしい、という、
いろんな思いから、
「笑顔で」その場から立ち去るわけです。
辛くないお母さんなんていません。
それでも私は、お母さんには、
その場から立ち去っていただきたいと思っています。
そう思っているから、先ほどのような提案をします。
実は、
この提案にも順番があるんですね。
2. 提案の順番
最初に、
お母さんに一番してほしい提案をしています。
次に、
お母さんにして欲しくない行動について
お話しする形になります。
この順番でお話すると、
人間は最後に聞いたことが
一番インプットされます。
そうするとお母さんの中では、
「こうなってほしくない」ということが
インプットされているわけですから、
そうじゃない選択をしますよね。
子供には、
がんばってほしい、
自立してほしい、
と思っているわけですから。
必然的に最後の
「いつまでたっても、
自立してレッスンを受けることができない。」
は、選択しません。
では、実際に泣いている子供たちは、
どうしているのでしょうか?
はたから見たら、
冷たく思えるかもしれませんが、
私は泣いている子も泣いていない子も、
同じ声のトーン、同じ笑顔、同じ言葉の量、
というように、
泣いている子を特別視しません。
ある意味、
冷たい先生に見えることでしょう。
でも、
泣いている子を特別視することは、
その子がずっと泣いている状況を、
私が認める形になります。
だから他の子と同じように、
レッスンも淡々と進めていきます。
涙で顔がぐちゃぐちゃになっているなら、
お顔を拭くよ、と言ってハンカチを持たせる。
片づける時間の時も、さっさと片づける。
友達の輪に入れなくても、横目で見守る。
大泣きしているから、
ちょっとしたパニック状態ではあるのですが、
それでも、
「パズルよ、やるよ。」と言ってパズルを出させる。
楽しいはずのパズルが、
泣いていることでできなくなっているなら、
その横にいるお友達に、手伝ってもらう。
色々な方法があるんですけれども、
いかにその子が泣いていないかのように、
大人のこちらが振る舞うということは、
とても大切なことです。
3. 泣く理由は?
そもそも、なぜ泣いているのか。
これは、
この場が怖いわけでも、
悲しいわけでも、辛いわけでもなく、
自分の思い通りにならないから、
泣いているんです。
子供の自然な心理です。
それまでの家庭生活の中で、
自分が中心の生活をしてきたわけですから、
自分が中心でない、
自分の思い通りにならない、
それをカバーしてくれるママがいない、
そんな時間をほとんど過ごしたことがない子供達です。
だから、
彼らの中に泣けばなんとかなるという思いが、
無意識の中にあります。
それを多かれ少なかれ、
子供はアピールしてくるわけです。
ある意味、
赤ちゃんが「抱っこしてよ」と泣くのと同じパターンです。
泣けばママが来てくれる、
いいとか悪いということではなくて、
子供の中に自然に身についている、
要求解消方法です。
誰もが持っている手段です。
さて 、
泣いている子に淡々と接しているとどうなるか。
泣いていたって、子供というのは賢いですね。
どこかで、
相手のことを冷静に見る瞬間というのがあります。
具体的に言うと、
泣いている声がおさまる瞬間です。
泣き止むというわけではないんですけども、
泣いているのが止まる瞬間と言いますか、
その時にその子に注目をする。
そして、、、、、、
続きは、次回に。
私の体験や、教室での出来事が、
あなたの子育てや教える仕事に、少しでも役立てばうれしいです。
今日も子どもと一緒に楽しみましょうね♪
ではまた明日。
See you
tomorrow!
未就園児の親子さんは、
年少以上の方は、
英語教室・アイキャンへ
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