2018年4月5日木曜日

【怒り】 「子どもの英語教師として、何が大切か」


「子どもと英語の応援団」 団長の松井美紀です。
今日もこのブログに来ていただいて、ありがとうございます。


生徒さんの紹介で体験レッスンに来てくれたお子さんがいます。

他の英語教室に通っていたけれど、昨年辞めてしまって、
この4月から通う教室を探して、友達に聞いて、
我が教室に来てくれた方です。


そのママのお話を聞いて、正直、腹が立ってしまったことがあって、
(その方に対してではないです!)


今日は、それについて、書こうと思います。


















(がーーーー!という怒り、ではなく、この女の子のように、じーーーーっと怒っている、という気持ちです・・・・)



1. 残念な教室

その地域では、結構お名前が知れていて、
外国人の先生が運営している英語教室なんですが、
そのお子さんは、4年間、その教室に通っていました。

お母さまと一緒に来てくれたその子に、どんなことをやっていたか、
教えてもらいました。

驚いたことに、
テキストはありませんでした。
英語のノートはありませんでした。
英語を書くということもありませんでした。
英検ジュニアは、話しすら聞いたことがありませんでした。


お母さまがレッスンから帰ってきて、
「今日は(レッスンで)何をやったの?」と聞くと、

「ゲーム」

別の日にきいても、「ゲーム」
いつきいても「ゲーム」


・・・・・う~~~ん・・・・・・・・


2. 目標を持たせる

例えば、
我が教室で、年長から4年間やってきた子を想定した場合、

子どもにもよりますが、
英検ジュニアのゴールドまで挑戦できる子(シルバーをクリア)が多いです。
そして、○年目だったら、英検5級を目指そうか!というように、
常に、目標があります。

英検というのは、あくまでも英語学習の通過点に過ぎませんので
我が教室のレッスンも、
英検を一番の目標に行っているわけではありません。

しかし、英語は言語ですから、日本語と同じように、

聞いて⇒話して⇒読んで⇒書いて

4つの段階は、とっても大切、いや、絶対に必要になります。
年齢やキャリアに応じて、この言語活動をしていったら、
「学習手段としての英検」を子どもに伝えていくべきだと思っています。


ところが、
その教室では、英語を書いたことがない、と言います。
コーステキストを使ったことがないと言います。

きっと、先生が、
ご自分の英語力、いや、指導力にすごく自信があったんだと思いますが、

子供にしてみると
「なんか、簡単すぎる。」
「もうちょっと、勉強したい。」
「ここで練習していて、英語ができるようになるんだろうか。」

そう思って当然です。

そのお子さんは、とても利発なお子さんで、
それは、最初にあいさつをしてくれた時から、感じました。

実際にレッスンを体験していただくと、
「やったことがないフォニックス」も、
持ち前の頭の良さで、理解していました。


なぜ、その教室には、
もうちょっと上のクラスと言うか、
もっと勉強したい子が練習できるクラスがないんでしょうか?
その教室は何を目標にしているんでしょうか?


お母さんに聞いてみました。
どうしてその教室を続けていたんですか、と。

すると、「先生とお友達だったから。」
きっと、この言葉が、
お母さまの胸の辛さを表していた気がします。


「たられば」の話をしてはいけないかもしれませんが、
もし、この子がうちの教室で英語を始めていれば・・・・

なんだか、腹が立ってくるんです。



3. 子どもの教育に「大人のつきあい」は持ち込まない


私は約30年、
この子ども英語の世界にいさせていただいています。

かつて、教室に勤めていた時には、
本当にたくさんの生徒さんがいました。
一番多かったのは500人超えていましたね。

そこで、最終的には、マネージャーをしてたんです。
それだけ多くのお子さんがいると、
中にはこんなことを言うお父さんもいました。

「先生、かれこれ4年の付き合いになりますね。
そろそろうちの商品を買ってくれないですか。」

表向きの答えは、
「ごめんなさい。本部から禁止されてるんです。
それやっちゃうと、私クビになります。」
と言っていましたが、本音は、

子供の教育に
大人の付き合いを持ち込むな!!

保護者の方も、いろいろなお仕事をされていて、
その保護者の方が納めてくださる授業料で、
私たちは、お給料をいただいています。

それでも、
逆の立場で、
「長い付き合いだから、私の教室にお子さんを入れてください。」

という、レベルの低いことを私が言ったら、
親御さんは、私を信頼してくれるのでしょうか?
安心して、子どもを預けてくれるのでしょうか?


信頼していただける教室、教師になりたい。

そのために、私はできることは何だろうか。


この仕事に向き合えば向き合うほど、
自分が試されている気がします。


しっかし、
そこの英語教師!
こどもをなめんなよ!!!




私の体験やこの教室での出来事が、
あなたの子育てや教える仕事に、少しでも役立てばうれしいです。

今日も子どもと一緒に楽しみましょうね♪


 ではまた明日。



See you tomorrow!


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