「子どもと英語の応援団」 団長の松井美紀です。
今日もこのブログに来ていただいて、ありがとうございます。
昨日は、
今年度も実施することになった、公立小学校での英語の授業について、
実際の内容などを書かせていただきました。
今日は、実際の小学校で授業をすることができるのに、
まだできていない先生方に、
または、小学校での英語の授業に不安をお持ちの、
小学校関係者の方に、お伝えしたいことを、
書いてみたいと思います。
(昨日のお知らせと変わってしまってごめんなさい!!!)
1. 実際の「数」
私は
特定非営利活動法人
小学校英語指導者認定協議会
(通称J-Shine)
という団体の認定を受けて、
公立の小学校で、英語の授業を一部の学年で教える機会を得ています。
この資格を持っている人=正式に小学校の英語の授業を担当できる人
の数は、
今日現在で
全国で27500人
我が長野県では285人います。
しかし、
実際に小学校で教えている人は、何人かと言うと・・・・・
残念ながら、正確な数字が探せませんでした。
その位、「関心がない」ことなのかと思っています。
一方で、長野県内の小学校は、
平成29年度で372校あります。
もし、この「資格認定者」が2校づつ担当するようになると、
長野県全域の小学校で、
この認定者による授業が存在することになります。
つまり、
英語が普通に使える日本人による、
英語の授業を子ども達が体験
することで、
「自分でもあんなふうに英語を話すことができる」ことを、
見せてあげられるようになります。
2. ALTの課題
ALT(アシスタントの英語の先生:主に外国人)の先生が、
全国で、約18000人いると言われます。
一部の先生ではありますが、いろいろな課題があります。
課題①
外国人教師の場合、「子どもに教えたい」というよりも、
「日本で働いてみたい」という気持ちが強い方が、結構います。
すると、契約期間以内であっても、なぜか帰国してしまったり、
「思っていたのと違う」と言って、
急にいなくなったりすることがあります。
「1年で、外国人の先生が3回替わった」というのは、
けして特別ではありません。
課題②
① でも触れた「動機」で、子供向きではない場合もあります。
もちろん、外国人教師として採用され、
研修を受けて現場に出るのですが、
実際に仕事をしていくと「あら、子供向きでないかも」という先生も、
よく見かけます。
課題③
① ②の理由はある意味、教師個人の問題ですが、
もっと大きな視点で見ると、圧倒的な「経費」の問題があります。
外国人1人を本国で採用して、
現場に派遣し、来日させ、
年間の給与などを考えると、
年間経費は、約600万と言われます。
それに見合う成果があれば、全く問題ないのですが、
途中帰国・指導能力・継続率のことを考えると、
圧倒的に
コスパがいいとは言えません。
一方で、地域人材(日本人教師による英語の授業可能な人)を使うと、
(喜ばしいことがどうかは別として)
一人年間300万と言われています。
一番大切な「子ども自身が英語を楽しむ」ことは、
日本人教師でも可能ですし、
「普段は日本人教師」で基礎的な学習をして、
「時々、外国人教師」でその力や英語を楽しむ姿勢を試す
そういう位置づけにすれば、
外国人講師の人数は、半分までに減らすことができると思います。
(1校当たりの授業数が減るので、担当学校数を増やせる)
3. 担任の先生の負担
新しい指導要領では、
「英語の授業は担任教師が担当」を基本としています。
そして、
担任の先生と外国人教師のチームティーチングを中心に、
授業を組み立てるようになります。
しかし、先日のブログ「先生たちの不安 4月を前にして」
でも書きましたが、
通常の業務だけでも、先生の仕事はハードです。
その上で、外国人教師のチームティーチングをするとなると、
外国人教師との打ち合わせの時間をいかに確保するか
外国人教師とどのようにコミュニケーションをとるか
という、超現実的な問題があります。
そのために、
「ほかの教科の準備や、基本的な児童指導に時間をかけられなくなる」
という、不安を持つ先生の声をよく聞きます。
あーーーーーー!
J-Shineの先生を使ってくれれば、
こういう課題がクリアできるのになーー!
独り言ではありますが、
一人じゃダメなんです。
この意見に賛同する方!
どうぞ、コメントをお寄せください。
あなたのご意見、聞かせてください。
反対意見、大歓迎です。
お待ちしています。
私の体験があなたの子育てに、少しでも役立てばうれしいです。
今日も子どもと一緒に楽しみましょうね♪
ではまた明日。
See you
tomorrow!
年少以上の方は、英語教室・アイキャンへ
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