2018年2月9日金曜日

先生たちの不安 4月を前にして

「子どもと英語の応援団」 団長の松井美紀です。
今日もこのブログに来ていただいて、ありがとうございます。


今日は、4月からの新しい英語の授業について、
先生たちがどう思っているのか、書いてみようと思います。















 (母校の小学校で一日先生を務めたそうです、知らなかった!


1授業準備時間の確保

先生の一番大切な仕事、それは授業です。
そして、その授業をするために一番大切なことは、
授業の準備です。

現在の小学校では、
授業準備のために時間は十分とれているのでしょうか。

残念ながら、9割以上の先生が

授業の準備時間が足りない
現在でも足りないと思われている準備時間をどのように確保するのか。
それに頭を痛めている先生が多いというわけです。


2英語力への不安

もう一つの大きな不安が、先生自身の英語力に対する不安です。
小学校教員の中で、中学以上の英語の資格を持っている先生は、
5%ほどといいます。

また、「英語の授業に対して自信があるか」という文部科学省の調査で、
「いいえ」「どちらかといえばいいえ」と答えた先生は、65%だそうです。つまり、
6割以上の先生が、
英語を教える自信がない

という、とても残念な状況です。

これは、
小学校の教員資格を取る段階で、英語が入っていなわけですから、
当たり前なのかもしれません。
キャリアを積んだ、いわゆる『ベテランの先生』にこの傾向が強いのも、仕方がないことといえます。

しかし、教える人が「自信がない」ことを教えなければいけない。
これも大きな問題だと思います。


3評価する=通知表を付ける

「準備時間が確保できるだろうか」
「自分の英語力で指導できるだろうか」

そういう不安を持っている先生が、
一番プレッシャーに思うことは何だろうか、と考えると、
通知表を付けなければいけないことではないでしょうか?

3.4年生の英語は、
「英語の楽しさを伝える」
「英語によるコミュニケーションの基礎をつくr」
ということが主な目標ですから、
通知表が付く「教科」ではありません。

ところが、5.6年生では強化になるわけですから、
通知表が存在します。

毎回の授業で、どんなに楽しく授業ができても、
子どもの力が十分についていなければ、
「できていない」と評価されるのが通知表です。

フォローのコメントは付けることができても、
「自分の英語授業に自信がない」先生にとっては、
とてもプレッシャーを感じるものではないでしょうか。


新しい英語の授業が始まるまで、2か月を切りました。

子ども達には
「英語の授業、楽しみだね。」と伝えていきたい。

一方で、
「学校の英語だけで、本当の英語力ってつくのだろうか」
その疑問は、けして消すことはできないと思います。


親御さん方は、新しい制度に振り回されることなく、

子どもが本当に英語力をつけるには、
どういう方法がいいのか

この問いかけに、真摯に向き合っていただきたいと思います。





私の体験があなたの子育てに、少しでも役立てばうれしいです。

今日も子どもと一緒に楽しみましょうね♪

 ではまた明日。



See you tomorrow!


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