2018年2月13日火曜日

【事前準備】小学校で子どもに英語を教える時の心構え

「子どもと英語の応援団」 団長の松井美紀です。
今日もこのブログに来ていただいて、ありがとうございます。


昨日は、どうやって、小学校で英語の授業をする機会を得たのか、
ある小学校から問い合わせがあり、
打ち合わせに出かけるまでを書いてみました。

今日は、その打ち合わせで、どんなことをしたのか、
書きたいと思います。


















1. 小学3年生になってください。

小学校に初めて赴いた私は、
とにかく、私が提供できるレッスンを、
実際の先生方に見てもらうことにしていました。


以前勤めていた子ども英会話スクールでは、
「模擬レッスン」と称して、
生徒役を先生がやるレッスンの練習を、ことあるごとにやっていました。

しかし、自分で教室を運営するようになってからは、
シミュレーションはいつも練習するのですが、
実際の「模擬レッスン」は、会社を辞めてから何年振りかになります。
正直、ドキドキでした。


小学校と民間スクールでは、
英語の授業一つとっても、主旨が違います。
目的が違います。生徒・児童が違います。


実際の先生方に私のレッスンを受け入れてもらえるか、
実際の児童たちに、適応するレッスンになるかどうか。


その日は、ほぼ全員の先生方が、教室にはいました。
腹をくくって、

今から先生方は、
3年生になってください。

そう言って、レッスンをスタートしました。




2「楽しかったです」

先生方に、小学校3年生を演じてもらい、
私のレッスンが進みます。

実は、

いい先生の条件の一つに、
生徒役に徹することができる

ということがあります。

いい先生というのは、実際の子どもをよく見ています。
そして、こういう模擬レッスンでは、あたかも子どものように、
振る舞うことができるのが「子どものとってのいい先生」です。


スクール時代にとことん叩き込まれた「基本の流れ」にそって、
その時の状況を適宜に織り交ぜながら、
約20分の模擬レッスンを終了しました。


“That’s all for today.”
そう言って終了すると、先生方が拍手をしてくださいました。

「楽しかったです」
「わかりやすかったです」
「今まで、こういう観点で授業をしたことがなかったので、勉強になります」

そういうお褒めの言葉をいただきました。

これはある意味「社交辞令」の場合もありますので、
いかにマイナスな感想をいただくか、ということがとても大切です。


「話すスピードが、少し速いと思う」
「わからない児童はそのまま進んでしまう可能性がある」
「もう少し、動きを入れた方が、子どもがもっと乗ってくる」
などなど、いくつかの「率直なご意見」をいただくことができました。


この「率直なご意見」をきいたうえで、
先ほどのプラスのご意見を重ね合わせて、
これから、先生方と関係性を築いていく。

全員の先生に受け入れてもらえるとは思っていませんでしたし、
たぶん「あまりよく思っていない先生」もいたはずです。

だって、私は外部人材ですから。

事実、どの学校にも、「外部人材をよく思わない」先生はいるものです。

それでも、校長先生から、
「運動会が終わってから、よろしくお願いいたします。」と言っていただきました。

一安心の一日でした。




3誰が主導するのか

実際に、授業を担当する前に、
とても大切なことを決めなければいけません。

どんな内容で、
誰が主体になって授業をするか


英語担当の先生と話し合いをして、

大まかな内容は主任先生が、実際の授業は私が、
担当することになりました。


余談ですが、担任の先生主体で授業をする場合、
アシスタントの先生と事前に打ち合わせをして、
役割分担を明確にしておかなければいけません。
この「打ち合わせ」する時間がなかなか取れないのが、実情です。


そこで、

大まかな内容は学校で決めるが、
具体的な内容や準備は私が担当

ということにしていただきました。


これによって、
*スタート時に主任の先生と方向性を確認する
*準備や当日の進行は、私が担当する
*当日の担任の先生は、生徒のお手本になってもらったり、
ケアが必要な児童をフォローする

という役割分担がはっきりしました。
わたしにとっては、とてもやりやすい方法でした。


これから、小学校で教えることを目指す方は、
「全部自分でやる」くらいの気持ちを持っていると、
小学校側と交渉しやすいかもしれません。

また、「ボランティア」で始める気持ちがないと、
学校に入り込むことはできません。
気持ちが入り込まないと、
児童に寄り添った授業はできません。


ただ、文部科学省は、「担任主体の進め方」を基本としているので、
2020年度以降は、どうなることやら・・・・・

地域の外部人材に注目している自治体が、どれくらいあるかわかりませんし。



それでも、今年度も、
小学校で教える
という、貴重な経験を踏ませていただいています。
本当に、ありがたいことです。

明日は、今年度最後の授業です。
子ども達と、先生方と、一緒に楽しんできます💜




私の体験があなたの子育てに、少しでも役立てばうれしいです。

今日も子どもと一緒に楽しみましょうね♪

 ではまた明日。



See you tomorrow!


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