「子どもと英語の応援団」 団長の松井美紀です。
今日もこのブログに来ていただいて、ありがとうございます。
今日は、これから「子ども英語教師」になりたい方へ、
以前のスクールで教師研修をしていた時のお話をしたいと思います。
新人研修では、技術的なことはもちろん、
心根と言いますか、教師としての覚悟を、
次のような手順で伝えていました。
1. 「先生」という言葉
(この方、○○義塾のコーチに就任したとかしないとか)
英語教師を目指す人は、「英語」という言葉を扱う仕事なので、
言葉に対しては、敏感になって欲しいと思います。
例えば、英語ではteacherと表現する私たちの仕事は、
日本語にした時に、微妙に違うニュアンスを持つときがあります。
まず、「先生」という言葉に対して、どのようなイメージを持ちますか?
呼び方
優しい
学校
宿題
怒る
怖い
部活
幼稚園
高校
家庭訪問
指導
将来
尊敬
など・・・・・・・
いろいろな言葉が思い浮かびますね。
この中で、ちょっと怖いのが「呼び方」としての「先生」。
今では見かけませんが、繁華街で呼び込みをしているお兄さんが、
道行く人を呼びかけるときに使う言葉のトップ2が、
「先生!」と「社長!」
どこかに、揶揄する気持ちもあり、
言われた人は、「ちょっといい気分」になると言います。
教室でも、新人でもベテランでも、
子どもから見たらみんな「先生」
それはとても大切なことですが、
一番怖いのは、
まだ「先生」の域に達していない人が、
自らのことを「先生はね」と言って語る。
これは、
繁華街で呼び込みの人に「先生!」と言われるのと、同じ気がします。
そして、教師同士が
「○○先生!」「△△先生!」と呼びかけ合うこと。
普通の名前があるのに、
なぜ、「○○先生」と言ってしまうのか。
私は、
子ども達と話すとき、自分のことを「わたしは」と言っていました。
子ども達に、自分のことを「先生はね」というまでに3年かかりました。
3年たって、
ようやく一人前になれたかも、と思うようになったからです。
2. 「教師」という言葉
一方で、
「教師」という言葉に対しては、どのようなイメージを持ちますか?ー
職業名
家庭教師
冷たい
業務
成果
子どもの成績
塾
熱血
教える人
プロ
ベテラン
など・・・・・・・
「先生」に比べて、少し生徒と距離があると思っていますか?
確かに「アルバイト教師」という言葉もあるので、
一部の「先生になりきれない人」もいますが、
ある意味、「プロ」の一言につきます。
教える仕事である以上、生徒である子どもが主役であり、
子供の成長が、「教師の評価」になることを、
よく理解している人が多いと思います。
また、学校などの「組織」の力よりも、
「教える力」といいますか、プライドを持って仕事をしている人は、
この「教師」という言葉の方が、しっくりするのではないでしょうか。
3. 「教師」と「先生」
では、新人の先生に、何を伝えていくのでしょうか。
それは、
職業としての「教師」と
子どもに関わる人間性と表す「先生」を、
兼ね揃える人になって欲しいと、伝えてきました。
子ども達が思わず「先生!」と言いたくなるような空気と、
「子ども達の英語力と人間性を伸ばすこと」を何よりも大切に考える、
プロとしての「教師」としての姿勢を、
持ってほしいと思います。
では、私はどうなんでしょうか・・・・・
きっと、教室やサークルのママ達が、
その答えを知っていると思います。
私の体験があなたの子育てに、少しでも役立てばうれしいです。
今日も子どもと一緒に楽しみましょうね♪
ではまた明日。
See you
tomorrow!
年少以上の方は、英語教室・アイキャンへ
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