「子どもと英語の応援団」 団長の松井美紀です。
今日もこのブログに来ていただいて、ありがとうございます。
昨日に引き続き、
「小1プロブレム」について、書いていきたいと思います。
1.
「小1プロブレム」とは?
そもそも、小1プロブレムとは、どんな状況を言うのでしょうか?
小学校に入学したばかりの子ども達は、
集団で学習することになれていないため、
長時間、椅子に座っていられなくて、授業中に歩き回ってしまったり、
先生の話を聞かなかったりして、授業が成り立たないことがあります。
入学して1か月くらい経つころには落ち着いて、
授業もスムーズにできるようになっていきます。
ところが、
この「落ち着かない状況」がずっと続いて、
いつまでたっても授業が成り立たないことが増えてきました。
この状況を「小1プロブレム」と言うようになりました。
平成24年に東京都教育委員会が実施した調査によると、
都内の小学校の21.1%で、この小1プロブレムが発生していました。
また、この状況は全国でも同じくらい発生しているそうです。
2.
なぜ起こる?
かつては、「落ち着きのない」「集中できない」子ども達は、
家庭でのしつけが原因と言われてきました。
ところが、現在は、
「家庭だけの問題でない、現在の社会状況が変わってきたから。」
という専門家が多くいます。
*核家族化が進み、家庭内での人間関係が単調なものになり、
複雑な人間関係に触れることが少なくなってきた。
*保育園・幼稚園と違って、
「時間で動く」という新しい生活パターンになかなか慣れない。
(ただ、この状況は以前から考えられています。)
など、これは「よくある意見」です。
これは、全く私の個人的意見ですが、
親御さん自身の人間関係が希薄な現代なので、
「いろいろな子供がいる状況が想像できない」で、
自分の考えを広げることができない気がします。
また、「小学校と園児時代は違う」ことはわかりきっているのに、
家庭でその練習を全くしないで、入学してくる子が多いと思います。
自分の子どもは自分が育てる・守る
という考えが少なく、
「誰かの指示で子育てをする」親御さんが、多いのではないでしょうか?
3.
「小1プロブレム」が続くと?
小学1年生でこの状況が続くと、どういうことが起こるのでしょうか・
*授業中に静かに先生の話を聞くことができないので、
単純に「勉強ができなくなる」
*クラス内がいつもざわついているので、
「落ち着いて物事に取り組むことができない」
*しっかり学習したい子どもも、授業中に雑音が多いので、
「クラスに対してマイナスな気持ちを持ってしまう」
*騒ぐ子に先生の指導が集中するので、
「他にも指導を必要とする子どもに先生の目が届かなくなる」
*「先生自体がつかれてしまう」・・・・これは先生の問題でもありますが。
小学1年生の時に、一番大切なことは
*学習習慣をつける
*集団生活の中で
人間関係を構築する訓練をする
人間関係を構築する訓練をする
それができなくなってしまうのが、
この「小1プロブレム」の、一番の問題だと思います。
では、
我が子を、自信を持って小学校に入学させてあげるには、
家庭でどのようなことにしてあげれていいのでしょうか?
次のブログで書きたいと思います。
私の体験があなたの子育てに、少しでも役立てばうれしいです。
今日も子どもと一緒に楽しみましょうね♪
ではまた明日。
See you
tomorrow!
年少以上の方は、英語教室・アイキャンへ
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