2018年1月27日土曜日

小1プロブレムをどう乗り切るか ② 実情は?

「子どもと英語の応援団」 団長の松井美紀です。
今日もこのブログに来ていただいて、ありがとうございます。


昨日に引き続き、                                                          
「小1プロブレム」について、書いていきたいと思います。


1.        「小1プロブレム」とは?
















そもそも、小1プロブレムとは、どんな状況を言うのでしょうか?

小学校に入学したばかりの子ども達は、
集団で学習することになれていないため、
長時間、椅子に座っていられなくて、授業中に歩き回ってしまったり、
先生の話を聞かなかったりして、授業が成り立たないことがあります。

入学して1か月くらい経つころには落ち着いて、
授業もスムーズにできるようになっていきます。

ところが、
この「落ち着かない状況」がずっと続いて、
いつまでたっても授業が成り立たないことが増えてきました。
この状況を「小1プロブレム」と言うようになりました。

平成24年に東京都教育委員会が実施した調査によると、
都内の小学校の21.1%で、この小1プロブレムが発生していました。
また、この状況は全国でも同じくらい発生しているそうです。

2.        なぜ起こる?
                
かつては、「落ち着きのない」「集中できない」子ども達は、
家庭でのしつけが原因と言われてきました。

ところが、現在は、
「家庭だけの問題でない、現在の社会状況が変わってきたから。」
という専門家が多くいます。

*核家族化が進み、家庭内での人間関係が単調なものになり、
複雑な人間関係に触れることが少なくなってきた。

*保育園・幼稚園と違って、
「時間で動く」という新しい生活パターンになかなか慣れない。
(ただ、この状況は以前から考えられています。)

など、これは「よくある意見」です。


これは、全く私の個人的意見ですが、

親御さん自身の人間関係が希薄な現代なので、
「いろいろな子供がいる状況が想像できない」で、
自分の考えを広げることができない気がします。

また、「小学校と園児時代は違う」ことはわかりきっているのに、
家庭でその練習を全くしないで、入学してくる子が多いと思います。


自分の子どもは自分が育てる・守る
という考えが少なく、
「誰かの指示で子育てをする」親御さんが、多いのではないでしょうか?


3.        「小1プロブレム」が続くと?

小学1年生でこの状況が続くと、どういうことが起こるのでしょうか・

*授業中に静かに先生の話を聞くことができないので、
単純に「勉強ができなくなる」

*クラス内がいつもざわついているので、
「落ち着いて物事に取り組むことができない」

*しっかり学習したい子どもも、授業中に雑音が多いので、
「クラスに対してマイナスな気持ちを持ってしまう」

*騒ぐ子に先生の指導が集中するので、
「他にも指導を必要とする子どもに先生の目が届かなくなる」

*「先生自体がつかれてしまう」・・・・これは先生の問題でもありますが。


小学1年生の時に、一番大切なことは

*学習習慣をつける
*集団生活の中で
 人間関係を構築する訓練をする

それができなくなってしまうのが、
この「小1プロブレム」の、一番の問題だと思います。


では、
我が子を、自信を持って小学校に入学させてあげるには、
家庭でどのようなことにしてあげれていいのでしょうか?


次のブログで書きたいと思います。


私の体験があなたの子育てに、少しでも役立てばうれしいです。

今日も子どもと一緒に楽しみましょうね♪

 ではまた明日。



See you tomorrow!


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