「子どもと英語の応援団」 団長の松井美紀です。
今日もこのブログに来ていただいて、ありがとうございます。
年少以上の方は、英語教室・アイキャンへ
昨日は、
1講師だった私がサブマネージャーとして、
長野・静岡・沼津の学校運営に携わった中で、
感じたことをお話ししました。
今日は、
念願の松本校に戻った後に起こった、ミステリー、
いや、ある試練について書かせてくださいませ。
(いつも昔話にお付き合いいただき、ありがとうございます!)
1.訳の分からない解約
1.訳の分からない解約
念願だった、松本校に戻ってきてからは、
レッスンをしながらマネージャーのサポートをする日々が続きました。
ある年が明けた頃、
「すみません、4月からは続けられません。解約してください。」という保護者が複数出てきました。
その他にも、
毎年早期更新(翌年4月からの更新を年内に手続きする)した方が更新契約をしなかったり、
いつもロビーに来ている保護者が、全く顔を出さなくなったり。
「こんにちは。」と挨拶しても、返事がなかったり。
・・・・
・・・・・・
何かがおかしい・・・・
(きっとこんな表情をしていたと思います、私。。。。)
何か保護者対応が間違っていたのか。
生徒ケアが足りなかったのか。
レッスンレベルが下がったのか。
マネージャー対応が間違っていたのか。
先生たちと原因を話し合って、改善すべきことは改善しても、
一人一人のスタッフと面談して話し合っても、
何も変わらないまま、訳が分からないまま、
約50人の生徒が、3月で退学することになりました。
1月、2月と原因がわからず、
それでも、
きっと何か問題があったから、こういう結果になったんだ。
新学期からは、基本的なことを大切にして、
新入生にたくさん来てもらえる学校を目指そう!
マネージャーと話し合って、そう腹を決めました。
2.
「生徒を持っていく」教師たち
そんなある日。
朝、出勤したら、
コピー機の横に、あるテキストのコピーが大量に置いてありました。
その数、200越え!!すごい量のコピー。どのクラスだろう・・・・
レッスンスケジュールを見ても、
そのテキストのコピーが必要なクラスはありません。
なに!これ!
誰が、何のために、こんなにコピーしたのでしょう?
すると、あるものを発見しました。
段ボールの空き箱に、宅配便の送り状が貼ってありました。
送り主は、いつも取引している教材会社。
受取人欄には、
ここに勤める、一人の教師の名前と住所が書いてあります。
彼女は、「家庭の事情」で3月末で退職予定でした。
???
???????
・・・・・・・・・・・
??・・・・・?・?・?・・・・・・!!!!!
他の業界では「そのようなこと」を聞いたことはありましたが、
まさか、自分が勤めるスクールで「そんなことが起きる」とは!!
そうです。
「生徒を引き抜いて自分で教室を開く」予定だったわけです。
他にも退職予定だった教師2名と、
計3人で50人の引き抜きをしていたことが発覚しました。
3.
真摯に取り組む
若かった私は、はらわた煮えくり返る状態で、
出勤したマネージャーに報告しました。
絶対に許さない!!!
こんなことして、生徒をなんだと思っているの!!!!
鬼の形相の私に、マネージャーはこう言いました。
「黙ってみていましょう。
保護者の方も、考えるところがあってやっているわけだし。」
私よりも年上で、このスクールでの経験の長い彼女は、
「きっと、あの人たちは続きません。
私への当てつけから始まっているから。」と言いました。
聞くと、ずいぶん前から、
今回の主犯格の教師とマネージャーの間には確執があり、
他の2人は、その教師といつも一緒に行動していたらしいです。
「個人的な恨みから新しい教室を開いたとしても、
所詮『生徒のため』ではありません。
いつか、罰が当たりますから、
私たちは、真摯に仕事をしていきましょう。」
なにも、言うことができませんでした。
なぜなら、
マネージャーの言う通りだからです。
いわゆる「引き抜き」をしたとしても、
3人の教師にどれだけ「教室を開く覚悟」があったかは不明だからです。
私は、
「マネージャーという仕事」を勘違いしていたことに気が付きました。
「学校を守る・生徒を守る・保護者に向き合う」覚悟が、
その時のマネージャーにはあったわけです。
3月末、その教師たちの最後の勤務日。
マネージャーと一緒に、その退職する教師たちと、
個別に面談を行いました。
その時、マネージャーが言った言葉は、
今でも私の心に刺さっています。
「今日まで、勤務していただいてありがとうございました。
これから、あなたたちの教室に移る生徒50人と保護者の方。
どうぞ最後まで、よろしくお願いします。」
私にできることは、
これからも、真摯に仕事に向かうこと。
真摯に子ども達と接すること。
大人として、保護者の方に接すること。
真摯に。
真摯に。
翌年。
この時、その教師たちについていった、生徒の何人かは、
「あの時はすみません。」とおっしゃいながら、
戻ってきてくれました。
数年後。
「3人の先生、仲悪くてさー。」と言いながら、
「あの教室がなくなったから。」と言って、
戻ってきた保護者の方もいました。
教える側の事情など、全く関係なく、
その後も、淡々と仕事ができたのは、
このマネージャーの対応を、そばで見てこれたからだと思います。
○○マネージャー、ありがとうございました。
私の経験が、
少しでもあなたのお役に立てば嬉しいです。
今日も、子どもと一緒に楽しみましょうね♪
ではまた明日。
See you
tomorrow!
年少以上の方は、英語教室・アイキャンへ
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